![]() |
トップページ > 未分類 > ◯◯の手 | |||
◯◯の手
2023 - 08/28 [Mon] - 10:00

































さて なにが思い浮かぶでしょうか?
かゆいところに届いてくれるのは まごの手 あたりでしょうか。
そのものずばりを指し示す単語も当然ですね。
忙しい、もう手が回らないときに思い浮かぶのは、、
そう「猫の手も借りたい」という言葉ですね。
この “も” という部分、つまり人の手がまわっている段階でそれでも足りずに何かにすがりたい という気持ちのあらわれなんでしょうね。
誰でもいいから のレベルがあがった状態だとも。
しかし人間というのはある意味身勝手なもので、この言葉の由来には「鼠を捕ること以外は何の役にも立たないような猫であっても、その手を借りたいと思うほど忙しいという意味から。」などと言われています。
ペット、家族として考えるようにもなっている昨今ではいまや彼らに対しても失礼に思えるかもしれません。
直接的な労働力とみなすだけでない時代に伴う価値観の変遷もありますね。
実際猫の手はその作りからも犬より器用な動きができるそうです。
ではその犬ですがなぜ 犬の手を借りようという言葉ではないのでしょうか。
実は日本の古典では「犬の手も人の手」という言葉があります。
「犬の手までも人の手にして手伝わせたい意から) 忙しい時には、どんな少しの手助けでも欲しいということ。」
といった意味でつまるところ“猫〜”の場合と意味合いは同じです。
作業犬、労働犬、使役犬として人間のと共に長らく暮らしその手伝いをしてきてくれた彼らに対してやはり礼を失する言葉のような気もします。
ちなみに英語ではこういう例えはあまりないようで忙しさを訴える直接的表現になるようです。
ある意味 日本的な言葉なのかもしれませんね。
さてさて、
人の手が足りない といえばもはや社会的な課題でもあります。
最近のことでいえば コロナによって著しく表面化された医療従事者の不足などが浮かびます。
病院の満床率が高ければ当然のごとく人の手もいっぱいになりますし、それはさまざまなものに影響を及ぼしてきます。
例えば手術日程が決まっていてもこうした要素からスケジュール変更につながることもままあります。
今後ますますその問題が大きくなるであろう介護にまつわる人手の不足。
物流をはじめとするそれを担う人手の不足。
運転手さんが足りないなどという話は日々ニュースでも耳にします。
インフラをはじめとして大きく私たちの生活に影響を及ぼしてきまていますね。
技術が進み例えばAIの利用がこうした人の手をカバーできる部分が増えてきたとしても、やはりどうしても人の手でなければ為せないところは存在するでしょう。
こうした大きな部分のみではなく、人の手 でしか成し得ないことはほんの身近なところにあります。
あなたとあなたの犬たちをつなぐ。
これはあなた自身の 手のみによって成し遂げられます。
手 という表現ですが、世話を行うといった意味以上に精神的なつながりをも含んでいます。
こんなことはあたりまえでわざわざこのような形でお伝えするまでもないかもしれません。
言わずもがなのことになるかもですが、お寄せいただくお気持ちもそのお力も、すべてこの 手 を押し広げていただいたもののうえに成り立っています。
手 の気持ち、この精神を大切に考えてゆきたいと思っています。

































BCRNはボーダーコリーの幸せのための非営利ネットワークボランティア団体です。
その存在と活動は皆さまからの温かなお気持ちによって支えられています。
お寄せいただいたお心、オフィシャルグッズやフリーマーケットのお買い上げ、
またサポーターによる会費は当ネットワークの大切な柱となっています。
保護犬たちのため、集まった善意は大切に使わせていただいております。
この活動をより良く行っていくため、 引き続きサポーター一同努力を重ねていきたいと思っています。
皆様方のご理解とご協力をお願い致します。
BCRN保護犬のためにご支援をどうかよろしくお願いいたします
保護犬たちのもとへお気持ちを直接届けていただくことができます
Amazon 欲しいものリスト ご支援ページ
ランキングに参加しています!
こちらのランキングボタンをクリック頂けることも BCRNへの嬉しい支援になります
どうぞこちらのブログランキングボタンもよろしくお願いします