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ウィルスのお話。バルボウィルス
こんにちわ。やっと秋らしくなってきました。
今回は、あまり騒がれないウィルスでバルボウィルスのお話です。
冬が近づくこの時期に気を付けたいノロウィルスのようなものです。
もちろん人間には移りませんが、犬同士では蔓延します。
この感染症は発症すると1-2日で死亡することが多いと言われる恐ろしいウィルスです。
症状は、最初に激しく嘔吐し、それからたびたび下痢をする。
はじめは灰色か黄灰白色の下痢をし、だんだんドロドロした粘液上の便になります。
重くなると血液がまじり悪習がします。
嘔吐と下痢で脱水状態になり体が衰弱しショック状態になります。
日本では、1980年代の初めに大流行したことがあります。
感染経路は、感染した犬の便や嘔吐物、それらに汚染された食器、
感染した犬と接触した人に手指や衣類に犬が口や鼻をちけると経口感染します。
このウィルスは、動物の体の細胞分裂の激しい組織に住み着きやすいので
腸などが好まれます。治療が遅れると嘔吐や下痢が出てから1-2日で死亡することが多いです。
なので、嘔吐と下痢をしだしたら即ど物病院へ行って診断を待ちましょう。
その際、犬がどこで何をしたかを伝えるとよいでしょう。
このウィルスには優れた効果の治療薬はなく、
感染と診断されたらすぐに他の犬に感染しないように隔離し、
病院で集中治療します。
治療の間はさらに嘔吐するのを防ぐために絶食します。
獣医さんに黙って食べ物をあたえてはいけませんし、
病院へ行く前に食べ物を与えないようにしましょう。
バルボは丈夫なウィルスで、体外でも1年以上生きています。
そのため、他の犬に移したり、再び再感染したりします。
それを避けるため、感染犬の嘔吐物や下痢に触れたものや場所は
完全消毒します。
アルコールやクレゾール、石鹸などの普通の消毒薬では効果なく
煮沸消毒か市販されている次亜塩素酸ナトリウム溶液を薄めて用いてください。
もっとも効果的で安心で楽なのは予防としてのワクチン接種です。
一年に一回、もしくは体に異常があるときは獣医さんに相談しながら
定期的に接種したいものです。2種混合ワクチンからあります。
3種だけ混合の中にはないので、お気をつけください。
こんな風にいつも元気でいてほしいですね。
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